老人性うつ病の特徴

うつ病は現代の病として多くの方に身近なものとなりました。現代人に実に100万人以上がうつ病患者として通院しているそうです。うつ病は様々な年齢層で発症の危険性がありますが、65歳以上の方がうつ病になると、老人性うつ病と呼ばれます。老人性うつ病によって本来持っている活発なキャパシティーを十分に活かして生活をする事ができない方が増えているというのが残念でなりません。ここでは老人性うつ病の特徴について説明します。

急激な生活環境の変化から発症しやすい

若い世代がうつ病にかかる主な原因はストレスです。仕事で毎日嫌な人と顔を合わさないといけないとか、将来に対する不安が強くなったりすると発症リスクが高くなります。対して老人性うつ病は、直接的なストレスが起因となる事は少ない様です。むしろ逆で、仕事を退職し、毎日やる事がなくぼんやりと暮らしている、身近な人が亡くなってしまったといった喪失感をメインとして発症する様です。ですからそうした状態にある高齢者が身近にいれば、注意する必要があります。

物事への関心がなくなる

物凄く色々な事に意欲的であった人が急に物事への関心がなくなる事があります。この様なケースでは、老人性うつ病を疑ってみるべきです。基本的にうつ状態だと関心が乏しくなり、何もしない様になってしまいます。段階的に興味が薄れていくというよりは、一気に関心の度合いが100から0に変化するといった感じです。ほとんどをテレビの前で過ごしたり、じっとして動かなくなります。

認知症と混同しがち

認知症もうつ病も症状で判断する病気です。どういう事かというと、ウィルスや臓器の異変がCTやMRIでスキャンしたら発覚したという類のものではなく、数字が数えられないとかほとんど家から出なくなったなどの状態で病気か否か判断するという事です。ウィルスが原因であればそのウィルスが体内からいなくなれば病気が治療された事になりますが、症状で判断しなければいけない類の病気は似た様なものがたくさんあるので、判断が難しいのです。よって、医師によっては同じ人の同じ症状を見ても、認知症と答えるかもしれないし、うつ病と答えるかもしれないし、また他の病気であると診断するかもしれません。症状で診断するというのは最終的に医師の主観による判断となるため、同じ症状でも診断結果が変わる事があります。ですから症状で判断しなければいけない病気こそ、よく意思を選ぶ必要があります。特にうつ病と認知症では治療方法が異なるため、診断が異なるとよい治療が受けられないのです。

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